5月27日付けのサンスポ芸能面に、ローリング・ストーンズのお宝映像が発見され、DVD化される記事が載りました。この映像というのは、1969年7月5日にストーンズがロンドンのハイドパークで「ブライアン・ジョーンズ追悼」と銘打って行ったライブの新たな映像ということでした。このライブでは14曲が演奏され、これまでに公にされていたのは「サティスファクション」「ホンキー・トンク・ウーマン」など9曲で、今回はこれらに加えてカバー曲の「マーシー・マーシー」や、アルバム「ベガーズ・バンケット」に収録された「ストレイ・キャット・ブルース」「ノー・エクスペクテイション」の3曲のライブ映像が発見されたということでした。この3曲の特典映像を加えたものが、新たなハイドパーク・コンサートものとして7月5日に発売されるわけですが、問題は残りの2曲が何だったのかということです。
この部分は記事化されていないので、ここで報告します。
1曲はカバー曲の「ダウン・ホーム・ガール」。そして、もう1曲は「ラヴィン・カップ」なんだそうです。「ラヴィン・カップ」というのは1972年に発売された2枚組アルバム「メインストリートのならず者」に収録されたノリノリのチョイ黒ナンバーでストーンズらしい曲です。要するにレコード化される3年前にこの曲は演奏されていたわけです。
そーいえば、EMIからストーンズのカバー・トラック集「ペイント・イット・ブラック」というのが出てますが、音痴派の私としてはデビッド・ボウイの「夜をぶっとばせ(レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥギャザー)」とオーティス・レディング「サティスファクション」がオキニです。ボウイは、ナイトとトゥギャザーの間に一拍おかず、ナイトゥギャザーと前ノリで歌ってますが、ミックもライブでよくやる歌い方で、ボウイのもなかなかいい。アイ・キャン・ゲピノーとしか聞こえないオーティスの発音もサイコー。こんど、ライブハウスで歌うとき、絶対、まねっこしよ。
話を戻して新ハイドパークDVDが出る理由なんですが、この夏に渋谷シネクイント(だったと思う)ほかで「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」という映画が公開されるそーで、その前あおりですね。ブライアン・ジョーンズは、ジャン=リュック・ゴダール監督の映画「ワン・プラス・ワン」にほんの少々、魂の抜けたような表情でアコギ(だったと思う)を弾く姿が出てきます。当時、ストーンズはリーダーシップがブライアンからミック、キースに移り、ブライアンはキースに女も寝取られたといわれていました。クスリ漬けの日々だったようで抜け殻状態もむべなるかなと同情を禁じ得ませんでしたが、このあと、ブライアンは傷心のままにグループを脱退。ストーンズが、ハイドパークで新ギタリストのミック・テイラーをお披露目しようとした2日前、自宅のプールで溺死体として発見され、ハイドパークでのコンサートは急遽「ブライアン・ジョーンズ追悼」となったわけです。今夏公開の映画では、他殺説も出ていたブライアンの死の真相に迫るそうです。特に期待はしていませんが、デキの如何にかかわらず、とにかく観ることがストーンズファンの務めというものでしょう。オツトメは果たします。こーゆーときだけですが。


by 玉井哲
明太子に豚骨三昧ダーッ