先日、マンハッタン・トランスファーのライブを観てきました。グラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル賞など、何度もグラミー賞を受賞している実力派のコーラス・グループなので、カラオケ&ライブで歌うのが大好きなおいらが注目したのは、もちろんマイクの使い方。やっぱうまいわ。それからオレのマイクの使い方もそんなにヘタじゃねーな、というのが確認できたわ。
シロートでそこそこ声量があり、本人も自信のある人がおかしやすい過ちは、必要以上にマイクに口を近づけすぎることなんですよ。早い話が、うまいけどやたら声が響きすぎてうるさいわけ。最初のうちは、うまいじゃんって拍手してられんだけど、2、3曲聞くと「もーいいよ」って感じ。あぶら使いすぎの料理みたいな歌い方ですね。「別にいいじゃん。声はりあげたいんだから」って人はどうぞご自由に。でも、もし女に注目されたいがためにやってんだったら、やめたほーがいいかも。
マントラはうまいよー。必要以上にマイクに声を入れないというか、拾わせない。特に〝シ〟とか〝ツ〟とか、マイクに入りすぎると「るせーなー」と感じる音の処理がとってもうまい。愛撫がやさしいとでもいーましょうか。安心して体をゆだねられる歌い方。「あともうちょっと、あなたの歌う声に浸っていたい」という唱法。〝シ〟とか〝ツ〟は、あまり息を強く吐き出さずにやさしく耳たぶに息を吹きかける感じでマイクにあてるのが効果的だと思います。
とにかく、声を張り上げる時にマイクを口元に持っていく人は最悪。それでも許されてモテるのは金持ちだけ。とにかく、マイクは近づけたり離したり、押したり引いたりみたいに駆け引きしながら使いましょう。なにげなく、さりげなくね。


by 玉井哲
明太子に豚骨三昧ダーッ